びおソーラー/パッシブシステム

びおソーラーの立ち上げに伴う実践塾に参加しました。
屋根で温まった空気を床下に送り込むことで換気と暖房に利用する
パッシブシステムのひとつです。

元々は奥村昭雄氏が提唱し、OMソーラーという名で普及し、
今はOMソーラーの他、そよ風、そしてこのびおソーラー等があります。

仕組みがシンプルな割には高価なのが設計者的には悩みでしたが、
装備を軽装化したびおソーラーが登場したことで選択肢が増えるのはいいですね。

いずれにも良さがあるので、敷地条件や施工店、予算に応じて
いい提案ができるようになるといいなと思います。

びおソーラーのマニュアルはとてもわかりやすく、
いままでの経験もあってサクッと頭に入ってきました。
リンクより誰でも見ることができます。

集熱パネルが棟ダクトを兼ねているのはとてもいい感じ。
操作パネルが単純なスイッチになったのも賛成です。

一方ちょっと気になるのは雨仕舞と、夏の排熱。
いずれも質問書で確認中ですが、
一番大切な効果…これは体感差があるので確認は難しい…

細かいところでは、ファンと接続ボックスは一体にしてほしかった。
室内循環をオプション追加した場合のダクトも気になります。

うーむ、ちょっとマニアックになりましたが、、
各社で更なる開発が進むことを期待しつつ…w

近年は断熱がよくなっているので、ソーラー換気の一方、
全熱交換機カウンターアローファンの組合せも検討中です!

Mアトリエ  岡村未来子|神奈川県大磯町|設計事務所

 

2017年03月01日 | Posted in blog | | No Comments » 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA